将来への不安や老後の資金不足が大きな課題となっています。年金だけ頼れない時代、自分で資産を形成するますます重要になってきています。 私はもうすぐ40代になりますが、子供の教育費や家族での旅行、安定した老後生活など、将来の目標や夢を実現する一歩として投資の世界へ踏み出しました。
しかし、私の周りでは親兄弟も含めて投資をしている人はいません。むしろ「投資は怖いもの」「投資はお金持ちがすること」と話しています。私自身も今まで投資をする人は別世界の人だという環境で暮らしてきました。同じように「投資って難しそうだし怖い」「自分には縁のない世界」「何から始めればいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
初めての投資には不安がつきものです。このブログでは、投資初心者の方に向けて、株式投資の基本をわかりやすく解説します。 投資に対する不安や疑問を少しでも軽減できればと思います。
本ブログの内容は、情報提供を目的としており、特定の投資行動を推奨するものではありません。 投資には元本割れのリスクがあり、将来の利益を保証するものではありません。決定は、ご自身の責任において行ってください。必要に応じて、専門家に相談することをお勧めします。
株式投資デビューのきっかけ
自己紹介も兼ねて、私が投資を始めることになったきっかけについてお話しさせてください。
今から10年前、私は結婚を機に地元の土建業に就職しました。 それまで一般的な「就職」をしたことがなかった私にとって、誰でも入れと言われているその職場は、新たなスタート地点でした。日給月給ではありましたが、毎月安定した収入を得られる日々が始まりました。
しかし、現実は想像以上に厳しいものでした。 毎朝5時には出勤し、現場まで2〜3時間の移動。 夜は7時に帰宅するというハードなスケジュール。職場の人間性も不信感が強く、自分自身がこの環境で成長できるのか、不安を感じることが多かったです。
汚くて臭いハイエースの車内で2食も他人と飯を食う生活。「俺はこのレベル止まりなのか、違うだろ」と自問自答の日々
子供も生まれ、家族のためにもこのままで良いのかと悩む日々が続きました。 転職を考えても、学歴も職歴も無く、人と関わりのが得意ではない自分にとって、新しい道を見つけるのは簡単ではありません。さらに、地元は田舎であり、給料は月15万円以下が一般的でした。
このままの生活で家族を守れるのか、自分自身の将来はどうなるのか考えたとき、新たな可能性を求めて「投資」の世界に目を向けることにしました。やがて資産を増やすことができ、家族の未来をより良いものにできるかもしれないと考えたのです。
株式投資の基礎知識
特に教養もない私は、株のことを知ることから始めました。
少し長くなりますが、できるだけ難しい用語は使わず、わかりやすい説明を心がけたので読んでもらえると嬉しいです。
株ってなに?
「株」と聞くと難しそうには感じるかもしれませんが、実はシンプルなものです。
- 株は会社の一部:株を買うと、その会社のオーナーの一人になります。
- 株主になるとどうなるの?
- 収益が得られます(配当金):会社が利益を出すと、その一部がお金で戻ってきます。
- 株主優待がある:企業側が株主へ株を持つお礼として、年1~2回ほど株主優待を送ります。お店の割引券や商品などもらえることもあります。
- 株を売って利益を出せる(売却益):買ったときより株価が上がれば、その差額が自分の利益になります。
例えばAの株を10万円で購入し、15万円に株価が上がった時に売却したら差額の5万円が売却益となります。
会社と投資家の関係
会社は事業を大きくするためにお金が必要です。そのお金を借りる方法の一つが「株を発行すること」です。
- 会社:株を売ってお金を手に入れます。
- 投資家(あなた):株を買って会社を応援しつつ、自分自身の利益を得るチャンスがあります。
この様に会社と投資家にはお互いにメリットがあります。
株が上がると思う企業を見抜けるよう日々勉強が必要!
株式市場ってどんな場所?
「株式市場」は、株が売り買いされる場所です。お店のようなものです。
- 主な流れ
- 証券会社に口座を作ります:まずは取引をするための口座を作ります。銀行で銀行口座を開設するように、証券会社で証券口座を申し込んで手続きを行います。
- お金を入れる:投資に使うお金を証券口座に入金します。
- 株を買う:買いたい会社の株を選んで注文します。
- 株を持つ:株主として賞金や特典を受け取ります。
- 株を売る:株価が上がったときに売れば、その差額が利益になります。
スマホで簡単に注文が出来るので便利です!
投資のメリット
投資にはメリット(リターン)がありますが、リスクもあります。投資を始める際には、自分の経済状況やリスク許容度をよく考えてください。
リスクとリターンは投資をする上で大切な考え方です。
- リスク(危険):株価が落ちたり、会社が休業するとお金がかかる(借金になる)可能性があります。
- リターン(利益):収益を受け取ったり、株価が上がってお金が増える可能性があります。
高いリターンには高いリスク:大きく儲かるチャンスがある一方で、損失を被る可能性も高くなります。 リスクを軽減する方法として、いろいろな会社の株を持つ「分散投資」をすると、リスクを軽減します。
経済と社会の理解が得られる
お金の面以外で、実際に私が感じているメリットがこれです。投資を始めると、経済ニュースや社会の動きに自然と関心が高まります。今までは興味の無かったことですが、これにより、世の中の仕組みやトレンドに詳しくなりました。むしろ関心をもたないと株は難しいかもしれません。
社会の動きに関心を持つ様になったことは、人としても成長したと思います。
借金を負うのはどんな時?
投資を始めようと思っても、「借金をして負けるのでは?」と不安になる方も多いですよね。私自身も一番心配なことでした。
ここでは、投資で借金を失う可能性がある場面と、それを覚悟するためのポイントを、わかりやすく伝えます。
自分のお金以上の取引をしたとき
信用取引という方法では、証券会社からお金株を借りて、自分や自分の資金以上の取引ができます。
- 利点:うまくいけば、大きな利益が得られます。
- 戦略:失敗すると、負けも大きくなり、借金を失う可能性があります。
青汁王子が大きな損失を出して話題になったのが、この「信用取引」
この記事を読んでいる皆さんは、初心者だと思いますので、「信用取引」は行わないことをお勧めします。有名な投資家のテスタさんも信用取引は危険と話しています。
初心者は現物取引だけにしましょう
自分の持っているお金の範囲内で投資をする「現物取引」なら、投資した金額以上に損をすることはありません。
信用取引とは、証券会社に一定の保証金(委託保証金)または証券(代用適格有価証券)を担保として差し入れることで、お金や株式を借りて売買を行う株式投資です。あらかじめ担保を入れておけば、担保の許す範囲内で取引が可能です。一方で、お金や株式を借りて行う取引ですので、金利等を支払う必要があります。 信用取引をご利用いただくと元手以上の金額の株式を買い付けたり、株式を借りてきて売却することが可能となり、お客さまの投資の選択肢が格段に広がります。
みずほ証券公式HP
借金をして投資を始めたとき
銀行や消費者金融からお金を借りて、そのお金で投資するのは非常に危険です。
- 投資がうまくいかなかった場合、借金だけが残ってしまいます。
借金で投資しない
投資は、生活に影響を与えない余裕資金で行いましょう。
生活に影響が出ないために余裕資金の確認をすることで、固定費や保険など家計の見直しもするいい機会になりますよ!
レバレッジを使った取引をしたとき
レバレッジ取引(FXや先物取引など)は、少ない資金で大きな取引ができる方法です。証券口座に預け入れたお金を担保に入金額の2倍、3倍などの金額を取引できる方法です。
例えばレバレッジを2倍にした場合、10万円で20万円にの取引が可能となります。
- メリット:成功すれば、大きな利益が期待できます。
- デメリット:失敗すると、負けも大きくなり、借金を失う可能性があります。
初心者はレバレッジを使わず、自分の資金内で取引しましょう。
レバレッジとは、手持ちの少額資金を使ってより多額の投資をする投資手法のことです。信用取引では、差し入れた証拠金の最大約3.3倍(オンライン信用取引では約2.85倍)の取引ができます。たとえば、手持ち資金100万円で購入した株が10%上昇し110万円になるとすると利益は10万円ですが、信用取引を活用し2倍の200万円分購入した場合には220万円になり、決済すると利益は20万円になります。つまり、100万円の手持ち資金で、20万円の利益を上げたことになりますので、20%の利益と言うことになります。これがレバレッジ効果です。
(注)なお、お取引店での信用取引をご利用の場合は保証金として1,000万円が必要となりますのでご留意ください。
(注)ただし、大きなリターンを期待できる反面、値下がりした場合の損失も大きくなる点は留意が必要です。上記の計算は、簡略化のため手数料等の諸費用を考慮していません。
みずほ証券公式HP
詐欺や怪しい投資話に乗ったとき
「儲かる」「高い利息を保証」といった話には要注意です。投資詐欺もよく耳にしますので、SNSで見かけるサロンやオンラインセミナーなどは注意してください。
「自分は大丈夫!」と思わないように!
・詐欺の場合、投資したお金が戻ることはほぼありません。もし戻って来たとしても、追加の請求をされることがあります。
信頼できる機関を利用しましょう
金融庁に登録されている正規の証券会社を利用しましょう。おいしい話には裏がある
あまりにもうまい話には注意し、しっかりと調べましょう。
借金リスクまとめ
借金を失う主な原因は、自分の持っているお金以上の取引をしたり、危険な取引に手を出したりすることです。初心者の皆さんは、以下のポイントに気をつけてください。
- 資金の内部で投資をする
借金やレバレッジを使わず、余裕のあるお金で投資を始めましょう。 - リスクを理解する
投資にはリスクがあることを忘れず、無理のない範囲で行いましょう。 - 怖い話に乗らない
高い利益を保証するような話には注意し、信頼できる情報源を使いましょう。
まとめ
投資は、正しく実行すれば将来の資産形成に役立つ素晴らしい手段となります。無理をせず、まずは小さな一歩から始めてみましょう。少しずつ経験を積んでいれば、可能性の広がる世界です。
実は私は、「初心者はやめろ」と言われている「信用取引」でやっています。その理由は今後別な記事で書きたいと思います。
本ブログの内容は、情報提供を目的としており、特定の投資行動を推奨するものではありません。 投資には元本割れのリスクがあり、将来の利益を保証するものではありません。決定は、ご自身の責任において行ってください。必要に応じて、専門家に相談することをお勧めします。
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